■URL
http://www.randnetdd.co.jp/
http://www.nintendo.co.jp/n10/news/991020a.html (発表資料)
プロバイダーの加入者に無償もしくは低料金でパソコンを配布するサービスが話題となっているが、ネット端末として家庭用ゲーム機を無償で配布するというサービスが登場する。任天堂とリクルートが設立したネットワークゲームの合弁会社「ランドネットディディ」は20日、入会者に「NINTENDO64」を無償で配布するサービスを発表した。
同社が提供するのは、NINTENDO64を利用したネットワークゲームサービス「ランドネット」。ハードとソフト、インターネット接続をセットにした会員制サービスを12月1日より開始する。会費として月額3,300円支払うことで、NINTENDO64本体と、これに28.8kbpsの通信機能などを追加する周辺機器「64DD」、ゲームソフト、通信ソフトなどが無償配布され、時間無制限の専用プロバイダーを利用したネットワークゲームが楽しめる。当初「マリオアーティスト ペイントスタジオ」「シムシティー64」「F-ZERO Xエクスパンションキット(仮)」など6タイトルを配布するとともに、タイトルごとに専用のWebサイトも設置。ユーザー同士で情報を交換したり、コンテストに参加できる。ランドネット用にリメイクした「ISIZEじゃマール」なども用意されるほか、インターネット上の一般のWebサイトを閲覧したり、メールをやりとりすることも可能だ。マリオアーティストで作成したデータをシールや絵はがきにプリントできる有料サービスや、ゲームデータの配信も予定している。
第1次募集分の10万名について11月11日より募集を開始する。玩具店、家電量販店、コンビニエンスストアなどに申込書を設置し、受付を行なうほか、同社のWebサイトからも申し込み可能だ。なお、NINTENDO64の本体をもらう必要のないユーザーについては、月額2,500円でサービスを提供する。いずれも、2年目以降は月額1,500円となる。ただし、最低1年間は契約する必要があり、1年未満の中途解約については残月分の会費を支払わなければならない。また、専用プロバイダーのアクセスポイントは当初、東京03局内のみ。利用状況を見ながら拡大していくとしている。
('99/10/21)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]