■URL
http://www.real.com/company/pressroom/pr/99/updateadvisory.html
http://www.real.com/rjcentral/privacyupdate.html(ダウンロード)
RealNetworksは1日、RealJukeboxの音楽ガイドコーナー「Get Music」からどの曲をダウンロードしたかなどのユーザー情報を同社が入手していた問題で、RealJukebox IDの送信停止などを含む対応パッチを公開した。
今回のパッチ公開で、同社はRealJukeboxに組み込まれているシリアル番号GUID(Globally Unique Identifier)を消去するほか、音楽CDのタイトルやアーティスト情報を入手する際に発行されるRealJukebox IDの送信も停止する。さらにCDDBからどのCD曲目情報を入手したかといった情報や、自動ダウンロード設定などのユーザーによる各種機能選択に関する情報の入手も止める。
RealNetworks社のRob Glaser会長は、「我々はRealJukebox経由で入手した情報の使途をユーザーにはっきりと提示していなかった」と謝罪。同社は、収集された情報をRealJukeboxの製品開発のために使用し、ユーザー情報を他の用途には利用していないとしている。同社はまた、外部専門家による調査を実施し今後の対応を検討する。
今回のパッチは、今週末にも「RealJukebox 1.0」のダウンロードソフトに統合され、製品版については来週以降対応するとしている。
('99/11/2)
[Reported by kokubu@impress.co.jp / Hiroyuki Et-OH]