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■URL
http://www.sbfinance.co.jp/
http://www.sbinvestment.co.jp/
http://www.takara-print.co.jp/
ソフトバンク・ファイナンスグループと宝印刷は15日、IR（投資家向け広報活動）を中心とした情報公開分野で提携したと発表した。
提携の主体となるのは、ソフトバンク・ファイナンスの100％子会社であるソフトバンク・インベストメント（SBI）。SBIは、国内外のベンチャー企業に対し会員制の株式公開支援サービスを行なっている。現在、会員数は約80社。SBIの子会社には、ソフトトレンドキャピタルなどベンチャー・キャピタル・ファンド管理会社5社があり、運用資産の総額は約940億円となっている。
一方、宝印刷はディスクロ－ジャ－情報サ－ビス業務の大手で、IR専門の子会社フィナンシャルメディアを有している。フィナンシャルメディアは、5万7,000部の国内最大規模の発行部数を誇るIR専門誌「Japanese Investor」を発行しており、オンライン版もある。ほか、企業の決算短信などの検索やダウンロードサービスなども、Webサイト上で展開している。
今回の提携により、宝印刷の持つディスクロージャー（情報公開）業務に対するノウハウを株式公開支援サービスに活かし、ベンチャー企業などが円滑に株式公開を達成できるよう両社で協力していくという。また、両社は各々の子会社であるソフトトレンドキャピタルとフィナンシャル・メディアの株式を相互で取得するほか、SBIグループからフィナンシャル・メディアに役員を派遣することも検討されている。さらに、現在宝印刷がWeb上で行なっているIRサービスとは別に、ネットによるIRサービスの提供も検討していくという。
COMDEX/Japan'99の基調講演でソフトバンク・ファイナンス社長北尾氏が「近々IR企業を買収する予定もある」旨を述べていたが、買収までには至らなかったようだ。ベンチャー企業設立支援から資金調達、株式公開、ディスクロ、証券流通等までワンストップで総合的な金融サービスを提供しようとするソフトバンクの目論みは着々と進行しているようだ。
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('99/11/15)
[Reported by betsui@impress.co.jp]