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【イベント】

MMCA、第14回マルチメディアグランプリ発表

■URL
http://www.mmca.or.jp/mmgp/99awards/mmgp99.htm

 財団法人マルチメディアコンテンツ振興協会(MMCA)は、通産省と共同で毎年開催している「マルチメディアグランプリ」の表彰式を都内で開催した。

 応募作品数は計196点。昨年(286点)に比べて大幅に応募が下回っているが、応募規定を変更し、シリーズごとに1作品としたことが影響しているのではないかという。集まった196点の中から、「ネットワーク部門」「パッケージ部門」「CG部門」「シアター・展示部門」の計4つの部門ごとに「最優秀賞」1本と「ジャンル賞」5本を選出。今年は、「ジャンル賞」(従来ビジネス賞、エンターテイメント賞などを設定)の名称をあらかじめ設定せず、各部門ごとに審査過程で設定している。

 ネットワーク部門では、最優秀賞にNTTドコモの「iモード」が選ばれた。このほかに、ジャンル賞として、インプレスのストリーム番組予約ソフト「Stream Reminder」(技術賞)、JALのオンライン予約サービス「JAL ONLINE」(ビジネス賞)、NHK大河ドラマ関連のWebサイト「電網細見 元禄繚乱」および関連商品(ウェブパブリッシング賞)、TRY GROUPらのShockWaveコンテンツ「Willing-toTRY」(エデュテイメント賞)、サイバースペース「GINGA」(アート賞)の5つが選ばれた。

 これまで、ネットワーク部門では「ホームページ」の応募が多かったが、今回は技術を盛り込んだ作品が多かったという。

 なお、4つの部門を代表した最高賞である「マルチメディアグランプリ・通商産業大臣賞」には、プレイステーションソフト「どこでもいっしょ」が選ばれた。コミュニケーション性やモバイル性が高く評価されたもの。また、マルチメディアコンテンツの制作に関わるアーティストやプロデューサーなどを対象にした「人物賞」では、ソニーのロボット「AIBO」の開発グループが「MMCA技術賞」を受賞した。なお、「人物賞」の最高賞である「マルチメディアグランプリ・MMCA会長賞」として、「AKIRA」などの漫画で知られる、アニメーション作家・漫画家の大友克洋氏が選ばれた。

 現在、MMCAが主催するデジタルコンテンツビジネス関連の展示会「CONTENTS JAPAN 1999」が青山TEPIAで3日まで開催中だ。入場料は無料。展示会では、41の出展社がデジタルコンテンツ作品やネットワークサービス、電子透かしなどの技術を紹介している。なお、モバイルコンテンツビジネス関連などのセミナーもある。

('99/12/1)

[Reported by junko@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp