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【サービス】

イーキャリア、ダイヤモンド・ビッグと業務提携
期間限定で「2000年3月卒業予定者向け無料求人情報サービス」を開始

■URL
http://www.ecareer.ne.jp/
http://job.arukikata.co.jp/

会見するイーキャリア宮内氏(左)と
ダイヤモンド・ビッグ安松氏(右)
 インターネットを利用した就職・転職情報サービスを行なうイーキャリアは27日、学生向け企業情報を提供するダイヤモンド・ビッグと業務提携し、来年1月25日から「現大学4年生(2000年3月卒業予定者)向け無料求人情報サービス」を開始する予定と発表した。

 これは、情報提供を行なう企業が無料で求人情報を掲載できるサービスで、来年3月末までの期間限定で提供する。情報掲載は1企業1職種のみに限っている。

 イーキャリアの宮内謙社長は「大学生の内定率が63.6%と前年同期に比べ3.9ポイント低下するなど求人環境が厳しい一方、情報通信産業を中心に成長企業ではまだまだ人材が足りない」とし、こういった企業からの強い要望もありサービス開始を決めたという。2,500社以上の企業へ同サービスの案内を行ない、掲載企業数の目標は500社としている。学生への案内は各大学の就職部を通じて行なう。

 イーキャリアは、ソフトバンク75%、オリックス10%、光通信10%、インディゴ5%の出資で9月に設立され、主に新卒向けと中途採用向けの2つのサービスを提供している。今回のサービスはこの中間に位置するものだという。企業と就職希望者双方のニーズを満たす工夫のひとつとして、ネット上に企業の情報に基づく「コンピテンシー診断テスト」を設けていることが特徴。

 また、ダイヤモンド・ビッグは過去30年来、ダイレクトメールやガイドブックなど主に紙媒体で学生へ採用企業情報を提供してきた。「会社の歩き方」という就職情報サイトも運営。今回のイーキャリアとの提携では資本参加も行なう予定で、すでにオリックスや光通信など既存株主も了承している。同社は、イーキャリアのサービスを各企業へ紹介するほか、学生に対してもイーキャリアへの登録を促すなど全面的に支援していく。Web上の求人情報サービスではリクルートが先行しているが、安松清社長は「2002年3月卒業者向けのサービスを行なうころには、インターネットを活用した就職サイトのなかでトップになっているだろう」と述べた。

 一方、イーキャリアは来年1月7日からトップページをはじめWebサイトをリニューアルする予定。株式公開企業特集(仮称)やBIT VALLEY特集を新たに考えている。

(1999/12/27)

[Reported by betsui@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp