INTERNET Watch Title Click

【集中企画】

もうすぐ21世紀! インターネットの歴史を振り返る

 とうとう2000年。21世紀まであと1年弱となった。そこで、20世紀半ばに始まるインターネットの歴史を振りかえってみよう。

できごと
1957年
  • DoD、ARPAを設立。核戦争で分断されても耐える分散型通信網の研究
1962年
  • Paul Baran、パケット通信方式を考案
1969年
  • 分散通信装置IMPが製作され、接続。ARPAnet誕生(インターネットの誕生)
  • 最初のRFC「Host software」発表
1971年
  • 分散ネットワークの間でメッセージを送信する電子メールプログラムの発明。それまでは電子メールは単一ホストのものだった
1972年
  • TELNETプロトコル発表
1973年
  • イーサネットが考案される
  • FTPプロトコル発表
1974年
  • TCPやIPの発表
  • Vint Cerf/Robert Kahnの論文に初めて「Internet」の言葉が登場
1976年
  • UUCP発表
1979年
  • ネットニュース(USENET)登場
1982年
  • ARPAnetがTCPとIPを採用。「インターネット=TCP/IP」となる
  • 現在の電子メールの転送方法SMTPや、フォーマット(RFC822)が決まる
1983年
  • UNIXにTCP/IPが組みこまれる。UNIX=インターネットのイメージの始まり
  • IAB(Internet Activity Board)設立
1984年
  • 日本でJUNETが発足。UUCPベースのものだった
  • DNS考案
1985年
  • 電気通信事業法により日本でモデム使用可能に
1986年
  • NSFNet発足
1987年
  • 世界初の商業ISPであるUUNETが設立
1988年
  • 世界規模のインターネット・ワーム事件が初めて起こる。CERT発足
  • WIDEプロジェクトが発足
1989年
  • CERNでTim Bernerds-Lee、WWWを考案
  • PPPがUNIXに実装される
  • IETF発足

1990年
  • ARPAnet終了
1991年
  • WWWが発表
1992年
  • 日本でIIJが設立
  • ISOC発足
  • 次世代IP(現在のIPv6)が提唱され、ワーキンググループ発足
  • KEKで日本最初のホームページが誕生
1993年
  • 日本インターネット協会(IAJ)発足
  • Mosaic登場。WWWが脚光を浴びる
  • InterNICでアドレス割当開始
  • ゴア米副大統領、「情報ハイウェイ」を提唱
1994年
  • 「インターネットマガジン」創刊
  • 日本政府のWebサーバー「www.kantei.go.jp」登場
  • 個人向けISPであるベッコアメやリムネットが登場
  • Netscape登場
1995年
  • RealAudio登場。ストリーム配信の始まり
  • Java登場
  • Internet Explorer公開
  • 東急CATV、インターネット接続実験
1996年
  • INTERNET Watch正式創刊
  • アナログ56kbps通信の技術「x2」「K56Plus」発表
1997年
  • NTTがOCNをスタート
  • 日本でPHS 32kbpsサービス開始
  • 長野県伊那市でxDSL技術の公開利用実験
  • 日本で商用IXの会社「MEX」「JPIX」設立
1998年
  • 米政府、gTLD管理の民営化の方針を発表
  • 56kbps通信の標準規格V.90制定
  • 米で商用DSLサービス開始
1999年
  • gTLD管理がICANNに移管
  • 日本でPHS 64kbpsサービス開始
  • NTT、ISDN/ADSL定額料金実験サービスを発表

(2000/1/5)

[Reported by masaka@impress.co.jp]


INTERNET Watchホームページ

ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp