■URL
http://www.apple.com/
http://www.apple.com/pr/library/2000/jan/05netstrategy.html (発表資料)
http://www.apple.com/pr/library/2000/jan/05earthlink.html (発表資料)
米Apple Computerは5日、インターネットを通じて各種のオンラインサービスを提供する戦略を発表、同日より電子メール、サーバースペース提供、グリーティングカードなどの無料サービスを開始した。
戦略の中核は、Mac OS 9ユーザー向けの無料オンラインサービス群「iTools」。まずは同日より、有害サイトへのアクセスを防ぐ「KidSafe」、無料電子メール「Mac.com」、20MBのサーバースペースでファイルを保存・共有できる「iDisk」、個人ホームページを作成できる「HomePage」の4サービスを公開した。KidSafeでは、クライアントソフトをインストールすることで、アクセスの可否をサーバー側でチェック、あらかじめ選ばれたサイトにのみアクセスできるようにする。現在5万件以上のサイトが登録されており、毎月1万件以上を追加していくという。Mac.comは、標準のPOPメールソフトから利用可能。HomePageでは、ブラウザーベースでホームページの制作・管理が行なえ、iDiskに保存した写真やムービーなども組み合わせられる。
一方、AppleのWebサイトで広く提供されるのが、グリーティングカードサービス「iCards」と、Appleがピックアップし評価したWebサイトのガイド「iReview」だ。iReviewでは現在、約250件のサイトが掲載されているが、夏までに1,000件以上に拡大するとしている。
なお、これらのオンラインサービスの開始にともない、AppleのWebサイトもリニューアルした。各ページの上部に、iTools、iCards、iReviewへリンクするツールバーが表示されるようになっている。
Appleはまた、Macintoshユーザー向けのISPサービスでEarthlinkと提携することも発表した。米国内で販売されるMacintoshについて、付属のインターネット設定用ソフトで契約できるISPをEarthlinkとする。この提携にあたり、AppleではEarthlinkに2億ドル出資する。
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(2000/1/6)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp / Takayuki Masuda]