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http://www.microsoft.com/Mac/IE/default.htm
Microsoftは5日、サンフランシスコで開かれているMacworld EXPOで、同社のMacintosh用WWWブラウザーの最新版となる「Internet Explorer 5 Macintosh Edition」を発表した。新たに開発されたレンダリングエンジンを搭載したほか、iMacなどのデザインに合わせてインターフェイスデザインも一新。ネットオークションの管理機能など、Windows版にはない独自の機能なども盛り込まれた。9カ国語版を1、2カ月以内にもリリースする予定だ。
Tasmanと呼ばれる新レンダリングエンジンにより、HTML4.0、CSS1.0、DOM1.0、XMLなど、インターネット標準規格がフルサポートされた。これにより、あらゆるWebサイトが制作者の意図通りに表示できるようになり、速度も既存バージョンより50%以上高速になったという。
新機能としては、ネットオークションの入札状況などをチェックできる「Auction Manager」や、表示したページをそのまま保存・管理できる「Internet Scrapbook」などが追加された。Internet Scrapbookはツールバーからすぐに起動できるようになっており、オンラインショッピングの受注フォームを保存する時などに役立つとしている。ストリーミングコンテンツへの対応も行なわれており、QuickTimeやMP3がプラグインなしで再生できるようになっている。
IE 5 Macintosh Editionでは、機能面だけでなく、見た目も大きく変わった。ツールバーのボタンなどのデザインを丸味を帯びたものにするとともに、基調となる色を“ボンダイ”“タンジェリン”“グラファイト”など9色から選択可能できるようにした。Macintoshのハード自体とブラウザーのデザイン面でのマッチングが図られている。
Microsoftではまた、Mac OS Xネイティブ版のInternet Explorer、Outlook Express、Officeについてもリリースを予定しているとしている。
(2000/1/6)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp / Takayuki Masuda]