INTERNET Watch Title Click

【業界動向】

米Intelがインターネット専用機戦略を発表。日本ではBIGLOBEが販売

■URL
http://www.intel.com/pressroom/archive/releases/in010500.htm

 米Intelは5日、家庭など向けのインターネット専用機についての戦略を発表した。Intelブランドのインターネット専用機、遠隔地からの機器管理、サービスの3つを、通信会社やISP、サービス会社を通じて提供する。

 Intelのインターネット専用機は、インターネット接続のほか、コール管理や統合メッセージングなどのテレフォニー機能を持つ。最初の製品は2000年半ばに投入する計画。

 サービス提供でIntelは、NECのBIGLOBEやフランスのLASER-Galeries Lafayette Groupと提携した。NECは2000年半ばにも、銀行やアプリケーション・サービス・プロバイダ(ASP)向けに、金融端末や家庭向けのサービス端末として販売する計画。LASER-Galeriesは、欧州全体の消費者向けに電子商取引サービスの端末として販売する計画。

 テレフォニー機能ででは米Telcordia Technologies (旧Bellcore)と提携した。また、米Lucent Technologiesと共同で、サービス事業者向けの統合メッセージングを開発する。将来の製品では、電子商取引サービスを提供できるようにする。

 さらに、サービス事業者によるサービス開発を支援していく方針。既にInfoSpaceと提携しており、Intelブランドでのコミュニケーションや電子商取引、ポータルサービスを提供していく。

 IntelのClaude Leglise氏は、「家庭内機器からのインターネットアクセスは、大きなビジネスチャンスとなる。Intelは、通信会社やサービス事業者がエンドユーザーに低価格なプラットフォームを提供するための手段を提供することに注力する」と、この分野の重要性を示した。

(2000/1/6)

[Reported by Hiroyuki Et-OH]


INTERNET Watchホームページ

ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp