■URL
http://www.sun.com/smi/Press/sunflash/2000-01/sunflash.20000106.2.html
http://www.cisco.com/warp/public/146/january00/cn_010600a.html
http://www.gte.com/AboutGTE/NewsCenter/News/Releases/ConnectedFamily.html
米Sun Microsystems社、Cisco Systems社、大手通信会社GTE社は、家庭での高速常時接続ネットワーク環境に関する構想を発表した。現在、米国で開催中の家電関連の展示会「Consumer Electronics Show(CES)」会場において、「Connected Family」の名称で展示/デモを行なっている。
Connected Familyは、高速なネットワークに常時接続した家庭における、さまざまな利用法/サービスを構想したもの。家庭用の家電機器やサービスなどをJavaとJini技術を用いてネットワーク接続するというSunの「.com Home」構想と、Ciscoが提供する家庭用ゲートウェイ技術「Internet Home Gateway」、そして、GTEが提供するDSLによる高速通信を組み合わせて実現される。これらによって利用できるサービスとして、インターネットを利用したホームセキュリティ機能や、電話、電子メール、FAXなどを統合した「個人メールボックス」、テレビ、DVD、ストリーミングコンテンツを統合したエンターテイメント環境などがあげられている。
なお、CESの会場では、Ciscoとネットワーク家電分野での提携を発表した米国の家電メーカーWhirlpool社が、インターネット冷蔵庫とインターネットオーブンを参考出品した。家庭内での高速ネットワーク利用は、インターネット関連会社のみならず、従来からの家電メーカーも巻き込み、一段と実現に近づいていると言えそうだ。
(2000/1/7)
[Reported by okiyama@impress.co.jp / Hiroyuki Et-OH / yuy@ibm.net]