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【業界動向】

GMとAOL、FordとYahoo!が自動車向けのオンラインサービスで提携

■URL
http://media.web.aol.com/media/press_view.cfm?release_num=15100391&title=General%20Motors%20%26%20AOL%20Announce%20Major%20Strategic%20Alliance
http://docs.yahoo.com/docs/pr/release450.html
http://autos.yahoo.com/
http://www.OwnerConnection.com/

 米国の大手自動車メーカー2社は9日、それぞれ大手ポータルサイトとの提携を発表した。General Motors (GM)はAmerica Online (AOL)と提携し、AOLの「Auto Channel」などを通じて、自動車の販売とオーナー向けのサービスを提供する。また、Ford Motor CompanyはYahoo!と提携し、「Yahoo! Autos」などを通じて同様のサービスを提供していく。

 AOLは、従来から提供している新車販売サイト「Auto Channel」を今年下半期に刷新し、GMの自動車やトラックの販売を開始する。Web上で購入し、自動車は最寄りのディーラーから配車されるしくみ。さらにAOLとGMは、米国以外にも提携関係を拡大し、GMの販売チャンネルを通じてAOLのソフトウェアを配布していく予定。なお、AOLでは、自動車オーナー向けのサイト「My Auto」を今春にも開設する。ここでは、パーソナライズ可能なカレンダー・サービス「My Calendar」を提供し、所有する自動車に関するニュース、定期点検や修理スケジュールなどのメンテナンス情報を提供していく。

 一方、Yahoo!とFordは、Fordの自動車オーナー向けにパーソナライズサービスを共同開発していく。自動車サイト「Yahoo! Autos」とFordのサイト「OwnerConnection.com」において、Ford、Lincoln、Mercury、Mazda車などのオーナー対象にサービスを提供する。ここでは、オーナーガイドやリコール通知、Ford Creditのアカウント情報、定期点検の通知や記録、旅行や休日の計画、リアルタイムの交通情報などを提供している。今後、自動車に関連する「Yahoo! Clubs」や「Yahoo! Message Boards」なども提供する予定。

 GMとFordは、毎月数千万人もの利用者が訪問する大手ポータルサイトと提携することで、インターネットを通じた自動車販売・サービスの拡大を図る。米国の調査会社Forrester Researchによると、'99年には、200万人の消費者が新車を購入する際の情報収集にインターネットを利用したという。2003年には4倍の800万人に増加、自動車購入にインターネットを利用する家庭は半数に達し、売上高は120億ドルに昇ると予測している。

(2000/1/11)

[Reported by Hiroyuki Et-OH]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp