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【業界動向】

英Vodafone AirTouch、IBMやSunらと提携し世界規模の無線インターネットを構築

■URL
http://www.vodafone-update.com/press/press070100.html
http://www.ibm.com/Press/prnews.nsf/jan/42946D07442D0B9A852568630053135E
http://www.sun.com/smi/Press/sunflash/2000-01/sunflash.20000111.2.html

 英携帯電話大手のVodafone AirTouch社は11日、コンピューターや携帯電話関連の大手企業と提携し、世界規模の無線インターネットプラットフォームを構築すると発表した。2000年7月に、オーストラリア、欧州、北米でサービスを開始する予定。

 同社と提携するのは、コンピューター関連のIBMとSun Microsystems、携帯電話大手のNokiaとEricsson、携帯端末大手のPalm Computing、証券大手のCharles Schwab、コンテンツ事業者のTravelocity.comやInfoSpace.comなど。

 このなかで、IBMは、携帯端末向けにポータルサイトの構築、運営を担当する。また、Sunは、無線インターネットプラットフォーム向けの技術を提供する予定で、キャリア向けのサーバー「Netra Enterprise」やディスクアレイ装置「StorEdge」、「Solaris」などを供給する。なお、携帯端末のアーキテクチャには、Java 2 Platform Enterprise EditionsとJava 2 Platform Micro Editionsを実装する方針だ。Sunは今後3年間にわたり、Vodafoneと最大5億ドルの取引を行なう見込み。ほかには、Sun-Netscape Allianceとして、iPlanetブランドのインフラ、通信、電子商取引アプリケーション関連のソフトウェアも供給していく。

 Vodafoneはこの計画の発表に併せて、昨年12月に同社の買収を開始した独Mannesmannの株主に対して、拡大する携帯インターネット市場に参入する機会が得られるとして、株式交換に応じるよう呼びかけた。

(2000/1/12)

[Reported by Hiroyuki Et-OH / yuy@ibm.net]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp