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http://www.fujitsu.co.jp/hypertext/news/2000/01/13-3.html
富士通と日興證券は13日、昨年7月に締結した合意に基づいて今月中を目処にインターネット証券会社を設立すると正式に発表した。
社名はインターネット・トレーディング証券(略称IT証券)とし、営業開始は本年4月3日を予定。資本金10億円で、出資比率は富士通が65%、日興證券が35%とする。取締役社長には溝口邦彦氏(現 富士通システム本部第一システム事業部担当部長)が就任。同社は、富士通が展開する「@nifty」の会員を対象にサービスを提供する。まだ、サービスや手数料体系など詳細は決まっていないが、当初の取り扱い商品は投資信託のみで、株式取引については10月から開始する方針。
また、システム面では昨年両社が折半出資して設立した金融システム関連事業会社ファイナンシャル・ネットワーク・テクノロジーズが行ない、IT証券が受けた注文を実際に執行するのは日興ビーンズ証券が行なう。昨年の基本合意から今回の正式な会社設立発表までには、IT証券と日興ビーンズの関係などについてさまざまな論議があったようだが、極めて簡単にいえば、IT証券は日興ビーンズの@nifty支店と位置付けられそうだ。
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(2000/1/13)
[Reported by betsui@impress.co.jp]