株式会社光通信は18日、2月をめどに企業間(BtoB)のEC事業「HIT'S ONE」に本格的に取り組むと発表した。
HIT'S ONEは、レンタルサーバー事業「Hitmail」を中心とする今までの各種オンラインサービス事業のプラットフォームを基盤としたもの。パートナー企業が提供するサービスに対し、光通信がマーケティングや営業、代金回収などを受け持ち、手数料を収益とする。
格安パソコン提供「HitPC」、ホームページ作成「HitSite」、需要文書配信セキュリティシステム「HitePost」、Hitmailの設定とLAN構築「HitSupport」、バナー広告配信「HitPromotion」、EC店舗構築サービス「HitTrade」などを予定し、ほかにも企業向けビジネスツールを総合的に提供する。
光通信では、「既存のHitmail法人企業会員38,000社をすぐに商圏とすることができる」ことを利点として挙げている。当面はBtoBマーケットに対しての展開となるが、「Hitmail会員はほとんどが10人程度の中小企業だが、その従業員が全体で40万人ほど存在する点を考えると、BtoCマーケットとしても大きい」と述べ、将来的なBtoCへの参入や、1月12日に発表した「e-コンビニエンス」などと組み合わせる可能性もあるという。
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(2000/1/18)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp / masaka@impress.co.jp / ymasa@wizvax.net]