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【業界動向】

米Beがインターネット機能に注力――BeOSを個人ユーザーに無償配布

■URL
http://www.be.com/press/pressreleases/00-01-18_free.html

 米Beは18日、事業戦略を転換し、インターネット機能に注力していくと発表した。同社技術の知名度向上を図るため、次期版のデスクトップOS「BeOS」を個人利用に限り無償配布する。同社サイトで登録したユーザーに、2000年1~3月期の後半に配布開始する。商用版は、出版社や提携企業などを通じて販売される予定。

 同社は現在、インターネット専用端末市場に向けて、「Stinger」と呼ばれるソフトウェアソリューションを開発している。Stingerは、BeOSをベースとしたもので、ユーザーインターフェイスにOpera Softwareのブラウザー「Opera」を採用、また、標準的なストリーミングオーディオ/ビデオ形式に対応する。

 同社のJean-Louis Gassee会長兼CEOは「インターネット専用端末のポストPC革命は始まっている」として、「この機会を最大限に生かすため、全パワーを集中したい。BeOS 5を無償配布することで、当社は持つ技術の知名度向上が図れ、市場からは貴重なフィードバックを得ることができる」と語っている。

(2000/1/19)

[Reported by Hiroyuki Et-OH]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp