■URL
http://www.egroups.com/
http://www.egroups.co.jp/
メールグループサービスを提供する、米国eGroupsのCEOであるMichal Klein氏が来日し、米国のeGroupsの現状などについて語った。eGroupsは、仲間と手軽にメーリングリストが作れたり、スケジュール共有、データベースやフォルダの共有などが行なえるコミュニケーションサービス。メーリングリストの内容は、通常のメール配信だけでなく、WWW上にも保存される。さらにはWWW上から検索もできるなど、ほかのチャットや掲示板、ページャーなどのサービスと比べて優れていることをアピールした。
米国では、'99年1月に正式にサービスを開始して以来、現在では20日に100万人の割合で登録ユーザーが増えるなど、急速に伸びている。Michal Klein氏は、「現在、登録ユーザーは1,400万人で、今年度にもAOLを越えるだろう。現在、1日に5,400万通のメールを配信しており、この数字はAOLにつづいて第2位」と語った。
eGroupsでは、登録ユーザーの90%が知人や友人の口コミで、メンバー獲得のコストが非常に低く、一人あたりに換算すると5円以下という。また、ユーザーコミュニティのため、コンテンツの作成コストもがかからない。メールサーバーの配信技術は独自開発しており、拡張性も高く、非常に収益率の高いビジネスだという。
なお、日本では、1月20日時点で会員数は18万人。日本法人である、eグループ株式会社の大山彰久社長は、「(8月24日の開始から)10万人に達成したのが12月6日で3カ月半かかったが、現在は加速度を増している。現在、メッセージ(電子メールの配信数)は1日あたり30万通。100万通になったらその段階で人をふやして、広告をいれていきたい」と語った。
今後、これから数カ月間において、事業提携を発表していく予定という。
(2000/1/20)
[Reported by junko@impress.co.jp]