■URL
http://www.liquidaudio.com/company/press/archive/01_24_00.html
http://www.microsoft.com/presspass/press/2000/Jan00/LiquidAudioPR.asp
LiquidAudio社は、同社の音楽配信システムで、Microsoft社の「Windows Media」に対応すると発表した。発表内容には、Liquid社がWindows Mediaフォーマットの音楽を配信することなども含まれており、単純に「再生ソフトがそのフォーマットに対応した」という次元を越えたものになっている。
今後の両社の具体的取り組み内容は次の通り。
・Liquid社は、同社の所有する音楽カタログから50,000曲のダウンロード可能な音楽と、試聴用の100万曲をWindows Mediaフォーマットでエンコードし配信する。
・Liquid社は、データセンターにWindows Mediaベースのサーバーを設置し、Windows Mediaでエンコードした楽曲を、Liquid Music Metworkを通して数百のオンライン小売業者に対して配信する。
・Liquid社は、同社が従来から設置しているクリアリングハウス(認証機関)の一部として、Windows Media用のクリアリングハウスを設立する。
・再生ソフト「Liquid Player」を次期バージョンからWindows Media対応にする。
Liquid Playerは、これまでにLiquid Audio形式、MP3、RealAudio、Dolby Digital、AACの各フォーマットに対応しているほか、1月にはソニーの独自音楽圧縮形式「ATRAC3」への対応も表明している。さらにWindows Mediaに対応することで、その守備範囲を拡大する。また、Microsoftから見ると、Liquidの持つ音楽配信ネットワークLiquid Music Metworkを利用して、多くのWindows Mediaフォーマットの曲を配信できるという利点がある。なお、両社は2001年には、エンコーディングやホスティング、配信などの面でさらなる統合を進めていくとしている。
(2000/1/25)
[Reported by okiyama@impress.co.jp / yuy@ibm.net]