■URL
http://www.adobe.com/products/acrbustools/main.html
米Adobe Systemsは27日、Acrobat 4.0の簡易版とも言えるソフト「Acrobat Business Tools」をリリースした。PDFドキュメントで社内文書の回覧やコラボレーション作業を行なう場合の利用を想定している。
Acrobat Business Toolsは、機能的に見ると、Acrobat ReaderとAcrobat 4.0の中間に位置づけられる。Acrobat Readerでは、フォーム入力部分以外は書き込みを加えることができなかったが、Acrobat Business Toolsでは、元のファイルにアンダーラインや注釈を入れたり、丸印を書き込むことなどが可能になった。セキュリティ機能も備えており、電子署名に対応。PDF文書の改ざんを防止できるようになっている。また、WebページをそのままPDFドキュメントに変換する機能も搭載している。一方、Acrobat 4.0に搭載されている、他のアプリケーションで作成したドキュメントのPDF変換機能や、新規にPDFフォームを作成する機能などは備えていない。
同日、北米向け英語版のダウンロード販売を開始した。Windows版とMacintosh版が用意されており、価格は79ドルとなっている。世界向け英語版、フランス語版、ドイツ語版は3月、日本語版は第2四半期にリリースする予定だ。
(2000/1/28)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp / yuy@ibm.net]