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三菱総合研究所は、インターネットを利用してベンチャー企業家とベンチャーキャピタル（VC）やエンジェル（個人投資家・支援者）をマッチングさせる「レインボー21プロジェクト」を開始した。これに伴い、Webサイト「レインボー21」を28日から正式にスタートさせた。
同研究所ではスタートアップのベンチャー企業や学生企業家、社会人ベンチャーなどを支援して成功に導くために、これまで展開してきた「MRI・ベンチャーワールド（ベンチャーとパートナー企業の会員事業）」のノウハウと評価手法などを組み合わせることで、ベンチャーとVCやエンジェルなどを効率的に結びつけることができる場を構築する。システム開発には、通商産業省/情報処理振興事業協会（IPA）が支援している。
ベンチャー企業にとっては、ビジネスプランを登録することでVCやエンジェルと出会い、事業に必要な資金を調達することがこれまでより容易になる。VCらにとっては、多数のベンチャー企業の中から自らの専門領域、投資基準に合致したベンチャーをいち早く探し出し交渉することができる。
具体的なコンテンツは、内外ベンチャー一覧の「ベンチャーイエローページ」、ニュースや政策の「デイリー・ニュース」、コミュニティーの「電子会議室」、出会いの場である「検索・マッチング」、ビジネスプラン入門の「ビジネスプラン教本」、ビジネスプラン評価の「ビジネスプランレイティング」、ファンドの設立や募集状況や運用などの情報を提供する「ベンチャーファンド」（3月オープン予定）など。
利用するには会員登録しなければならない。ユーザー種別が細かく分かれており、それによってサービス内容が異なる。利用料金はすべてのユーザーが本年6月まで無料だが、7月以降は有料化の予定。
(2000/1/28)
[Reported by betsui@impress.co.jp]