日本ヒューレットパッカードは1月31日、「2000年のエンタープライズ事業活動とE-serviceの現状と展開」と題した戦略説明会を行なった。
説明会では'99年の成果として、受注額で前年を2割上回る成長、サービス部門の伸び、通信関連企業との業務提携、またECを中心としたソリューションを提供するHPソリューション・デリバリ株式会社の設立などを挙げた。
2000年の事業戦略については、「E-service」の新展開に向け、企業のE-serviceのサポートを強めた「E-ServiceCenter」を発表した。「E-service」とはヒューレットパッカードが'99年6月より提唱しているもので、インターネットなどの情報技術が仕事や生活を変える時代に提供されるECなどの新しいサービスと、それを提供・支援する技術やシステムを表す。今回発表の「E-ServiceCenter」はE-serviceに向けた業務用ソリューションの総称で、新たに「Instant Capacity On Demand」という機能を追加した。これはCPUやストレージなどのリソースに対して、利用した分だけの利用料を支払うというもので、アクセス数の予測の付きにくいECサービスなどに有効な仕組みだ。ローエンドからハイエンドまで、拡張性を持つさまざまなシステムに適用される予定という。このE-serviceCenterを軸にして、今後企業に対してのE-service事業の展開にさらに力を入れていく構えだ。
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(2000/2/1)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]