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http://www.iplanet.com/alliance/press_room/press_releases/013100.html
米Sun-Netscape Allianceは1月31日、WAP対応の無線アプリケーション用のサーバー「iPlanet Wireless Server」を発表した。無線キャリアやインターネット事業者向けの製品で、無線機器に電子メールやカレンダー、アドレス帳、ショートメッセージなどの配信を可能にする。
iPlanet Wireless Serverは、無線機器向けのインターネット機能「Wireless Access Protocol (WAP)」やマークアップ言語「HDML (Handheld Device Markup Language)」、標準的なブラウザーに対応する。また、ネットワークアーキテクチャに依存せず、GSMやCDMA、次世代のG3などの無線通信規格で利用可能。また、iPlanet Messaging ServerやCalendar Server、Directory Serverと併用することもできる。
ユーザーには、「モバイル・フレンドリー」なインターフェイスを提供する。ブラウザーベースのコントロールパネルによって、ユーザーが機能やオプションを設定できる。アドレス帳やカレンダーの設定、イベント通知、IMAPを利用したメッセージの概要表示、メッセージの優先順位の設定、自動応答メッセージなどの設定が可能。
iPlanet Wireless Serverは現在ベータ試験中で、今四半期の終わりに出荷予定。ユーザー数やサービスの種類、アプリケーションに応じて、様々なライセンス料が設定されている。
(2000/2/1)
[Reported by Hiroyuki Et-OH]