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【イベントレポート】

NTTドコモがiモードの新機種などを展示

情報システム・ネットワーク展「NET&COM21」開催

■URL
http://expo.nikkeibp.co.jp/expo/index.html

 企業情報システム/ネットワークのソリューション展「NET&COM21」が2月3日~4日まで幕張メッセで開催している。テーマは「情報・ネットシステムが時代を変える」。出展社数は207社。

 「NET&COM21」は企業情報システムやネットワークの管理者などを対象員したイベントで、今年はNET&COMに加えて、CTI Solution ExpoとNetwork Security Expo、Linux Exhibitionも同時開催されている。展示会場では、ビットバレー、ASP、新世代通信、モバイルなどをテーマにした展示や講演を行なう13のパビリオンおよびシアターが設けられており、無料で講演を聞くことができる。

 中でも注目を集めていたのが、NTTドコモのブースだ。すでに発売中の製品はもちろんのこと、iモードの最新機種や対応キーボード、WAP対応端末、JAVAを搭載した携帯電話などが展示されており、参考出品ながらどれも実際に自由に試すことができる。今月中にも発売されるというiモードの新機種「N502i」と、カーナビに対応した「P502i」、それぞれ専用のキーボード「i-BOARD」も展示されている。携帯電話のどちらもディスプレイはモノクロだ。展示されていた「i-BOARD」は、P用が半透明のブルーでP502iよりもひとまわり大きい程度。それに対してN用は半透明の白で、こちらはポケットボードと同等ぐらいの大きさだ。どちらも、キーボードに接続ケーブルが内蔵されている。

JAVA対応端末(参考出品:501iシリーズ相当)

WAP対応で馬券が購入できる端末「Mobile Get」は、PHS版、携帯電話版ともに縦12行、横全角10文字、計120文字まで表示できる大画面を持つ。その分、端末自身もだいぶ大きく、一昔前の携帯を思わせる。

 JAVAを搭載した携帯電話は、501i相当の機種シリーズで動いており、JAVAのキャラクター「デューク」が画面を踊っているデモや、○×ゲーム、オセロなどのデモが行なわれていた。

ネットワーク最前線:ソネットブース

 また、インターネット関連の最新技術を展示する「ネットワーク最前線」ブースでは、xDSL技術やCATV網、無線インターネットを用いたインターネット環境が展示されており、WWWブラウザーでネットサーフィンしたり映像などを見て実際に体験することができる。また、最近のLAN規格である1000BASE-Tの準拠製品を集め、異機種を相互接続したデモや、ネットワーク上で特定のアプリケーションだけを高速化する「Policyネットワーキング」技術などが見られる。

 「NET&COM」では、展示だけでなく、国際会議場や幕張プリンスホテルなどでキーノートスピーチやワークショップも開催されている。今後のスケジュールとしては、野村総合研究所の副社長による「インターネット時代の情報システムを展望する」をテーマにしたキーノート、InterBusinetssCorporationのPresident&CEO野口氏による「米国のネットビジネスで何が起きているのか?」をテーマにした特別講演などが予定されている。

 

N502i(参考出品)
N502i用キーボード(参考出品)
P502i(参考出品)
P502i用キーボード(参考出品)

 

 

 

(2000/2/2)

[Reported by junko@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp