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【調査】

日本のインターネット利用は人口比約13%、男女比は約6対4
「Nielsen//NetRatings」インターネット人口調査結果を発表

■URL
http://www.netratings.co.jp/press_releases/pr_010200.htm

 エーシーニールセン・コーポレーションとネットレイティングスは、2社の共同事業であるインターネット利用者動向情報サービス「Nielsen//NetRatings」で、昨年11~12月に実施した日本のインターネット人口調査の結果を発表した。

 インターネット人口調査はこれまでにもアクセス メディア インターナショナルなどが行なっているが、従来は都市部を対象とした調査が主体となっていた。「Nielsen//NetRatings」では調査地域を拡大し、日本全国の人口1万人以上の市町村すべてを対象として、従来より広域に渡った調査を行なっているのが特徴だ。

 調査対象はRDD方式(電話による無作為抽出方式)に基づいて抽出した約34万6,000世帯で、うち約5万5,000世帯への調査を完了し、各世帯の2歳以上の個人を算出した約18万人が今回の集計対象となっている。

 その結果、国内のインターネット利用者は自宅利用者(1ヵ月以内にPCで利用した人)が868万人、自宅外利用者が1,182万人、自宅と自宅外で併用している利用者が512万人となり、併用者の重複を除いたインターネット利用数は1,538万人、日本人口に対して約13%という結果となった。男女別に見ると、男性が972万人、女性が566万人で、男女比は約6対4に近づいた。

 パソコン所有世帯率は全体の約32%に上り、その中でインターネットに接続可能なパソコンを所有する世帯は約14%、パソコンのインターネット接続率は約45%となった。またiモードなどのインターネット接続携帯電話の所有世帯率は約4%となっている。

 Nielsen//NetRatingsでは、3月より提供開始のインターネット利用者動向情報と並行して月ごとに日本のインターネット人口調査結果を発表、利用実態を積極的に公表するという。さらに本年第1四半期中にはイギリス、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポールの5ヵ国での利用者動向情報の提供も開始する予定だ。

(2000/2/3)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp