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http://www.jpn.hp.com/Corp/pressreleases/fy2000/csj04edu.html
日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は3日、インターネットを利用したオンライン教育環境のホスティングサービスを開始すると発表した。企業自らが専用サーバーを構築することなく、社員教育などのオンライン化が行なえるのが特徴だ。
サービスの名称は「E-Learning-On-Tap」。「Tap」は「蛇口」の意味で、「水道の水のようにどこでも受けられる環境」を表わしているという。社員のオンライン教育を行ないたい企業は、日本HPの構築した専用のデータセンターに教育用コンテンツをアップ。社員はインターネットを通じてこれにアクセスすることで、どこからでも受講できる。サービスは、日時を指定して講師がリアルタイムに講義を進める「HP Virtual Classroom(HPVC)」と、受講者が都合のいいときに自習形式で学習を進めていく「HPコース・マネージメント・システム(HP-CMS)」の2種類。いずれも、受講者はWebブラウザーのみで利用可能だ。教育用のコンテンツは、各企業がPowerPointなどで制作したプレゼンテーションを、専用のツールで簡単に変換できるようになっている。例えば、ある営業マンが自分の成功事例をまとめたものをE-Learning-On-Tapにホスティングし、全国の支社の営業マンがこれを参照、ノウハウを共有できるようにするなどの利用法が考えられる。
料金は、HPVCが1人あたり1時間4,500円から。HP-CMSが、受講者100人まで3カ月200万円、1,000人まで308万円などとなっている。このほか、教育用コンテンツをアップするのに、1コンテンツあたり8万円が必要となる。
(2000/2/3)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]