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■URL
http://www.nsj.co.jp/
http://www.baltimore.co.jp/
電子商取引関連のベンチャー企業エヌ・エス・ジェー（以下NSJ）は、PKI（公開鍵暗号インフラ）で知られるアイルランドのBaltimore Techonologies社（以下ボルチモア社）の「Baltimore Telepathy」シリーズを、2月15日から国内出荷を開始すると発表した。
「Baltimore Telepathy」は、モバイル環境での電子商取引などのセキュリティ分野で、包括的なソリューションを提供する製品群だ。ボルチモア社はこのシリーズを今年前半に順次リリースする予定で、NSJでもサポート体制を整え次第、順次国内向けに販売していく。
今回まず出荷開始されるのは「WAP Security Toolkit」。WAPプロトコルにWTLS（WAPのSSLとも呼ばれるセキュリティ認証プロトコル）を実装するための開発キットになる。携帯電話やPDAとWAPサーバーの間を暗号化するもので、WAPゲートウェイ開発ベンダーに向けられた製品だ。他にもセキュリティゲートウェイを提供する「WAP Security Gateway」、電子認証発行用の認証局モジュール「WAP Certificate Authority」など、計7点の製品を今年前半に出荷する。
現在日本で普及しているiモードには対応していないが、記者会見中でボルチモア社副社長・ホラハン氏は「TelepathyシリーズはWAPだけでなく、さまざまなプロトコルに対応可能だ。現在のiモードはSSLを使用しているため、今後iモードにPKIをどう提供していくかは、日本市場の動きによるところが大きい」と述べた。またNSJでは、日本国内のPKI普及を目指したコンソーシアムの結成計画を発表し、この3月の立ち上げに向けて動き出すことを明らかにした。
(2000/2/8)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]