■URL
http://www.be.com/press/pressreleases/00-02-07_beia.html
http://www.idcresearch.com/Data/Consumer/Content/CSB020700PR.htm
米Beは7日、インターネット端末向けのソフトウェアプラットフォーム「BeIA」を正式発表した。これまで「Stinger」という開発コード名で呼ばれていたもの。同社の「BeOS」をベースとし、ユーザーインターフェイスにOpera Softwareのブラウザー「Opera」を採用する。2000年第1四半期に機器メーカー向けに出荷開始、BeIAを搭載した製品は第2四半期に登場する見込み。
BeIAは「ポストPC時代」に向けた、インターネット端末用の、機器に依存しないソフトウェアプラットフォーム。ポータルサイトの閲覧や金融情報管理といった情報機器として、あるいは映画や音楽のダウンロードといった娯楽機器としての用途を想定している。
BeIAはHTML 4.0やXML、JavaScript、SSL、CSSなどのWeb仕様、RealSystem G2やMacromedia Flashなどのストリーミング・メディア形式、QuickTime、AVI、MPEG1などの動画形式、MP3などの音声形式に対応。周辺機器などについては、USB、IEEE 1394、CDの読み書き、Windowsファイルシステムに対応する。
同社はBeIAに関して、既に機器メーカーのCompaqや半導体メーカーのNational Semiconductor、台湾のマザーボードメーカーであるFirst International Computer(FIC)などと提携。また、これまでにOperaやRealNetworksと技術的な提携関係を結んだことを明らかにしている。
同日に米IDCが発表した調査報告によると、世界のインターネット端末市場は、1999年の出荷台数1,100万台・売上高24億ドルから、2004年には出荷台数8,900万台・売上高178億ドルに成長すると予測している。このような成長を見込んで、Beは1月18日、インターネット端末市場に注力するという事業戦略を発表している。
(2000/2/8)
[Reported by Hiroyuki Et-OH]