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【新サービス】

NTT-ME、中高年層がターゲットの接続サービス「わくわくステーションパック」を発表
3年で2,000万台の普及を狙う

■URL
http://www.wakwak.com/ (WAKWAK)

 NTT-MEは8日、テレビ利用のインターネット接続端末で行なうサービス「わくわくステーションパック」を2月15日から発売すると発表した。このサービスでインターネット普及率が低かった中高年層への早期普及を図る。

 「わくわくステーションパック」は、端末の「わくわくステーション」とインターネット接続サービスの「WAKWAK」をメインに、配送時の出張セットアップ、3年間の機器保証で構成されている。

 「わくわくステーション」は、日本電算機が開発した、TVを使って表示させるインターネット接続端末「iBox」をベースに、中高年層に向けて文字表示を大きくできるなどの工夫を加えたものだ。Webブラウザーと電子メール機能を搭載し、付属のリモコンで操作する。キーボードは付属せず、文字入力は画面上のソフトキーボードからリモコンを使って入力する。RS-232C端子が付属し、プリンターや外部記録メディアの接続ができ、またマイクを使ってボイスメールの作成も可能だ。

 インターネットやパソコンに不慣れな層が利用することを考慮し、端末配送時はインストラクターが端末を設置・接続する。同時に接続確認や簡単な操作説明などをユーザーに対して行なう点が大きな特徴となっている。

 サービスにはアナログ回線利用のベーシックセットとISDN回線利用のISDNセットがあり、接続時間によって料金が異なる。さらに機器・設置料の分割払い(3年)と一括払いに分けられ、ベーシックセット10時間接続の場合、分割払いで2,980円/月、一括払いで1,000円/月(機器・設置料は5万8,200円)となる。

 現在“パワードエイジ”(時間的、金銭的な余裕を持つ60歳以上の層)と呼ばれる人々はインターネットユーザー全体で約1%ほどしか存在せず、また今後、高齢化社会がますます進むことを受けて、NTT-MEではこのパワードエイジに向けて積極的に展開する。一方、「わくわくステーション」の起動初期画面をカスタマイズすることで、デパート・スーパーなどの販促活動、また宗教・政治などの各種団体などの広報活動に利用できるとして、大口ユーザーの確保も狙っていく。売り上げは1年間で300万セット、3年後には累計2,000万セットを目標としている。

(2000/2/8)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp