■URL
http://www.microsoft.com/presspass/press/2000/Feb00/KidsPR.asp
米Microsoftは8日、新サービス「Microsoft Kids Passport」を近日中に提供すると発表した。親の同意なしにWebサイトが子供の個人情報を収集・公開できないシステムを提供することで、オンライン上での子供のプライバシーを保護する。
Kids Passportでは、子供がインターネットのサービスを利用する際、個人情報を提供してもいいかどうか、サイトごとに親が設定することができる。一方、Kids Passportに参加するWebサイトは、親の同意が得られた場合のみ、子供から個人情報を収集できる。また、同意に従って、チャットや掲示板など、個人情報が公開される可能性のあるサービスの利用について制限をかけることも可能だ。
米国では'98年11月、オンラインにおける子供のプライバシー保護を目的とした法案「Children's Online Privacy Protection Act(COPPA)」が可決、今年4月21日より施行されることになっている。Webサイト運営者が13歳以下の子供から個人情報を集める際には、あらかじめ親の同意を得ること、また集めた情報の扱いをユーザー側で制限できるようにすることを義務づけている。Microsoftでは、Kids Passportに参加することで、子供向けのWebサイトを運営する企業は、COPPAに準拠したシステムを容易に導入できるとしている。
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(2000/2/9)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp / Hiroyuki Et-OH]