■URL
http://www.ftc.gov/opa/2000/02/internetauctionfraud.htm
米連邦取引委員会は14日、インターネットオークションでの詐欺を食いとめるために対策を強化することを明らかにした。
まず消費者団体と共同で、通販利用者を守るためのキャンペーン「National Consumer Protection Week(NCPW)」を開始。インターネットやカタログ、電話を使った通販のほか、インターネットオークションに焦点を当てる。
NCPWと同時に、FTCは「取り締まりの強化」「連邦や地方の司法組織への啓蒙」「消費者への啓蒙」の3つの対策を実施する。消費者への啓蒙として、FTCは「売り手を特定し、チェックすること」「品物の適正価格や取引条件を確認すること」「価格の上限を決めてそれを守ること」「支払方法を考え、できれば問題が起きたときの対策のためクレジットカードを利用すること」をアドバイスしている。
FTCでは現在、35件のオークション詐欺を摘発し、さらに多数の事件を調査中という。FTCの消費者保護局長Jodie Bernstein氏は「ECの発展にともなってオークションも大きく成長しており、それによって事件も増えている。インターネットオークションに関する訴えは1997年には107件だったが、1999年には10,700件になっている」と語った。
(2000/2/16)
[Reported by masaka@impress.co.jp / Hiroyuki Et-OH]