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【サービス/業界動向】

CSK・SEGAグループ各社の株式公開・上場スケジュールが明らかに
~Dreamcastのネットワークサービス会社イサオの説明会にて

■URL
http://www.isao.co.jp/
http://www.csk.co.jp/

 Dreamcastのネットワークサービス会社イサオは17日、事業説明会を開催した。同社は、昨年10月にCSKとセガが出資して設立された。また、この説明会にあわせてCSK・SEGAグループの戦略についても詳細に説明があった。

 4月以降にコミュニケーションサービスを拡大するため、Dreamcast用ブラウザーの次期バージョン「ドリームパスポート3」を4月中にリリースし、新機能を搭載する。Dreamcastネットワークは、これまでゲーマーズサイトの色合いが強かったが、リアルタイムコミュニケーションを目指すアミューズメント・オンラインとして一般のユーザーにも楽しめるサービスを提供していくかまえ。

 具体的には、チャットの気軽さとメールの安心感を備えたリアルタイム・メッセンジャー・ツール「Ch@b Talk」(ちゃぶトーク、ちゃぶは「ちゃぶ台」からネーミング)、共通の趣味を持つ人などと出会える「どこでもチャット」、専用デジタル・ビデオ&カメラ「Dreameye」を使ってビジュアルチャットが行なえる「Dreameyeビジュアル・ライブ・コミュニケーション」などの機能を搭載する。

 「ドリームパスポート3」は会員には直接無料配送する。また、小売店などでの配布も検討し、今回は80万~100万枚配布することになると予想している。

 また、DreamcastはCATVやADSL対応やDVD対応も進めている。Dreamcastネットワークについては、会員が現在50万人を突破し100万人を目指しているが、将来的には有料化する方針を固めている。その日程や詳細についてはまだまったくの白紙。

 一方、大川功氏がCSK・SEGAグループの戦略とグループ各社の株式公開計画を発表した。 大川氏は「各家庭がネットワークで結ばれるとの予想通りになり、今後は光ファイバーなど広域帯化が大きく進み、ゲームや映像、音声、コマーシャル、コミュニティーなどすべてが融合していくだろうが、あくまでも最後はコンテンツ勝負になるだろう」と述べ、グループ間でシナジー効果を大いに発揮させていくとした。

 そして、グループ会社を順次株式公開・上場させていく。計画としては、NW機器マルチベンダーのNextcomを本年10月にマザーズ、インターネットバンキング・システム構築のJ-FITSを本年11月にマザーズ、ECホスティング・ISPのCSK-NETを本年11月に東証2部、インターネット系ヘルプデスクのSWCを本年11月に東証2部、CATVビジネスのCSIを来年11月にマザーズ、ネットワーク決済のJCCKを本年11月にマザーズ、EC(e-sekai.com)では、ASCII-ECとASCII-NTを本年12月にマザーズ、ファミ通を来年11月にマザーズ、ネットワークコンテンツではイサオを本年10月にマザーズ、SEGA.COMを本年11月に米国Nasdaq、SEGA TOYSを来年11月にマザーズ、また、CSK Softwareをドイツのベンチャー企業向け証券市場Neuer Marktにそれぞれ予定している。

公開上場スケジュール
含み益の状況

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[Reported by betsui@impress.co.jp]


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