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http://www.toshiba.co.jp/about/press/2000_02/pr_j1601.htm
株式会社東芝は、駅構内に設置したキオスク端末に音楽や映像などのデジタルコンテンツを配信する公開実験を2月18日から開始する。実験会場は、東京の小田急新宿駅(2月18日~20日)と東急渋谷駅(2月25日~27日)。同社では、3,000人の実験参加者を見込んでいる。
実験は、東急や小田急、営団、東武など関東の各鉄道事業者が持つ沿線光ファイバー網を相互接続したネットワークを利用して行なわれる。このネットワーク上でMP3による音楽や小説の朗読、ニュース映像などを配信し、会場に設置されたキオスク端末でダウンロードする。なお、会場には、コンテンツを利用するための機器として、東芝の携帯音楽プレーヤー「diGO」やSDカード対応プレーヤー(参考出品)、小型ノートパソコン「Libretto ff」などが設置される。
配信されるコンテンツについては、インプレス、パイオニアLDCの協力によるMP3音楽、TBSの協力によるニュース番組映像、時事通信社の協力による音声ニュースなどが予定されている。
なお、駅構内でのデジタルコンテンツ配信実験としては、1999年7月に日本テレコムとJR東日本がJR渋谷駅で行なった販売実験や、同年9月にJR西日本が京阪神地域で行なった実証実験「デジタルキヨスク」などがある。今回の実験では、ネットワークの接続実験とコンテンツ配信実験という側面のほかに、東芝が自社の新型モバイル機器をアピールする目的もある。
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(2000/2/17)
[Reported by okiyama@impress.co.jp]