■URL
http://www.doubleclick.net/company_info/press_kit/pr.00.02.16.htm
http://www.doubleclick.net/company_info/press_kit/pr.00.02.17.htm
オンライン広告サービス大手の米DoubleClickは16日、同社の広告配信とデータ収集方針について、米連邦取引委員会 (FTC)が調査を開始したことを明らかにした。さらに、ニューヨーク州の司法長官から、オンライン広告と消費者への影響を理解するために、非公式の調査を受けていることも明らかにした。
これらの調査に関して、同社のKevin Ryan社長が17日に声明を発表。「当社の事業慣行はプライバシー声明と一致しており、消費者と広告主に利益をもたらすと確信している。当社は現在および将来的に、オンラインデータについて問題となるような使い方を決してしない」と述べている。
同社は、ユーザーがバナー広告をクリックした際にWebブラウザーに取り込まれる「cookie」を用いて、ユーザーの嗜好に合わせた広告を配信している。これに対し、プライバシー擁護団体のEPICが10日、プライバシーの侵害に当たるとしてFTCに調査を要請。DoubleClickは14日、このような批判に応える形で、cookieを中断する方法を啓蒙するキャンペーンの実施、大手会計事務所による定期的な監査の実施、プライバシー問題担当重役の設置など、5つのプライバシー保護計画を発表している。
(2000/2/18)
[Reported by Hiroyuki Et-OH]