【調査結果】
eビジネスはこれから10年でどのように変わるか
IT関連の調査会社Computer Economicsが、今後10年でeビジネスの世界がどのように変わっていくのか、10の予測を行なった。それらは以下の通り。
- 3億5,000万人と予測されているインターネットユーザーの少なくとも4分の1はワイアレスデバイスを通してインターネットにアクセスするようになる。
- 欧州、南米、中国、日本の企業がますます速いスピードでインターネットに進出するようになるために、インターネットの世界はますますグローバルになる。
- E-commerceはここ3年で考えられないほど市場が拡大し、B-to-B市場では6兆円の決済が行なわれるようになる。
- インターネットビジネスの起業家の年齢はますます低年齢化し、10代の起業家が増える。
- インターネットを使ってグローバルにビジネスを展開したいと考える企業は、Webサイトを複数の言語で作成し、文化的な差異を考慮に入れたコンテンツを造らなければならなくなる。
- 同一の趣味、指向を持つ人々を集めるコミュニティーサイトの運営は、メディア産業がこの分野に進出してくるために競争が激烈になる。
- メディアがPC、シンクライアント、AVシステムなど様々なプラットフォームに向けて情報を発信しなければならなくなるために、新しいメディアアプリケーションが登場したり、複数のメディアフォーマットが1つに収斂するようになる。
- エンドユーザー技術、インフラストラクチャー技術における独占状態は維持できず、技術が収斂して行くにつれて独占的な企業形態は崩壊していくことになる。
- インターネット企業に於いてカスタマーサービスが差別化の最大要因になるため、カスタマーサービスを既存の競争相手と同水準あるいはそれ以上の水準に持っていかなければならなくなる。
- サイバーテロが経済戦争の1つの形として利用されるようになる。
(2000/2/21)
[Reported by taiga@scientist.com]
ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp