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http://wwwdb.nokia.com/pressrel/webpr.nsf/mostrecent/C225663600509DEDC225688C003F8CB3?opendocument
フィンランドの携帯電話メーカーNokiaは、WAP機器向けサーバーの新版「WAP Server 1.1」を発表した。企業や無線通信事業者向けのサーバーで、WAP対応の携帯機器から、企業のイントラネットやエクストラネット、インターネットなどへのモバイルアクセスを可能にする。今年第2四半期に出荷予定
新バージョンの最大の特徴は、UNIX上で稼動させることで、性能と拡張性を向上させたことにある。これにより、数千人のユーザーが同時にアクセス可能になったという。前バージョンではWindows NTのみ対応で、同時アクセス可能なユーザー数は最大500人だった。
さらに新バージョンでは、モバイル機器向けにプログラムを自動設定する機能が組み込まれており、企業データやモバイル向けのWebサイトへ簡単にアクセスできるようになった。セキュリティも強化されており、WAPのセキュリティ機能「Wireless Transport Layer Security (WTLS)」に加えて、SSLにも対応した。
そのほか、WAP Server 1.1では、POP3およびIMAP4準拠の電子メールサーバーとの連携による電子メール配信、ネットワーク管理機能「SNMP」、モバイル向けのコンテンツ仕様「WAP 1.2」と「WMLScript」に準拠したコンテンツの配信などに対応する。なお、同社は2月24日から開催される「CeBIT 2000」で同製品を披露する予定。
(2000/2/22)
[Reported by Hiroyuki Et-OH]