■URL
http://www.forval.co.jp/ (フォーバル)
http://www.amnet.co.jp/abs/ (アムロン、Webサイトの情報はかなり古い)
http://www.koyosha.co.jp/ (恒陽社)
フォーバル社長大久保秀夫氏 | エーゼット社長中島將典氏 |
エーゼットの資本金は3億円で、フォーバルが1億8,000万円(比率60%)、アムロンと恒陽社印刷所がそれぞれ6,000万円(同20%)出資する。代表取締役社長には、フォーバルの中島將典フォーバル常務取締役が就任。
事業は、フォーバルがこれまで提供してきたバイヤーズオンライン(昨年10月開始で現在700社が契約)などインターネットの各サイト・モールの企画、開発、運営のほか、加盟店に対するビジネスサポートを行なう。
これまで他社が提供してきたインターネットモール事業は、「場を貸す」という手法のため、サイトの更新能力などインターネット利用の上級者である必要があったが、今回展開しようと計画しているモールはインターネットの初心者をターゲットとしているという。特に、インターネットを経験したことがない、実際の店舗を営業している従業員10~20名程度の小規模事業者をターゲットとする。
これら、インターネット経験の薄い小規模事業者は月間4万8,000円の料金でインターネット上に出店できる。この利用料金には、パソコン(NEC製品が中心)やデジタルカメラのレンタル、ドメイン管理、サーバーレンタル、Webサイト制作の料金が含まれている。料金の内訳は、機器レンタルが3万6,000円、ユーザー管理料が1万2,000。
また、全国にコミュニケーションセンターを順次設立していき、定期的に出店企業向けセミナーを開催しインターネットの利用やマーケティングなど教育やサポートも行なっていくかまえ。このセンターを活用し、将来的には税務・会計などインターネット経営のコンサルティングも行なっていくという。
ショッピングモールへの集客を高めるために、これまでフォーバルが手掛けてきた女性向けコミュニティーサイトKeepieなどを活用したり、主婦向けのサイトを立ち上げるなど新規のコミュニティーサイトも構築していく。ほか、6月頃には無料ホームページスペースを提供するマイホームページ会員も募集する予定で、サイトの訪問者=見込み客の増加を狙う。決済や物流の面でも、本年中にはそれらの関連会社と戦略的提携を結んでいく方針。
エーゼットの売上(出店会員数)は、2000年度に5億円(1,600店)、2001年度に10億円(3,300店)、2002年度に20億円(7,300店)を見込んでおり、店頭市場もしくはマザーズへの上場も計画している。
◎フォーバル運営サイト
■バイヤーズオンライン(複合モール)
■@Sight(情報発信サイト)
■Keepie(女性向けコミュニティーサイト)
(2000/2/24)
[Reported by betsui@impress.co.jp]