日本の女性層に向けた米国発信のサイトがスタートした。サイト名は「J-women.com」で、1月に設立したJ-women.com社が運営している。情報発信とECを中心としたサービスを中心に、現在は4月の本格オープンに向け、サイトを暫定的に公開中だ。
サイトのメインとなるのはECだが、通常のショッピングサイトの形式はとらず、キャリアアップやカルチャーなどのさまざまな情報を紹介しながら、そのストーリーに沿った商品を販売する形を予定している。
同社代表の松原純子氏は、女性向けサービスを始める理由を「インターネットでの女性のアクセス数は非常に伸びているうえ、企業の中年男性とOLを見ていると、おじさんたちよりOLのほうが圧倒的にインターネットに強い。そして日本の女性は究極の消費者でもある」と、日本の20~40歳代の女性がコンテンツサービスにとって魅力的な存在であることを強調。また、サイト利用者は「プロフェッショナルやバイリンガルとして活躍する人、さらに海外旅行から戻ってきて英会話学校に通ったりする“ワナビーズ”(プロフェッショナルに憧れる人々)がターゲット」(松原氏)という。
J-women.com社は、米国三菱商事の内部プロジェクトが外部ベンチャーキャピタル(Sevin-Rosen Funds)からの出資を受け、子会社として独立(スピンオフ)するという経緯で設立された。所在地はシリコンバレーで、米国から日本に向けてコンテンツ発信を行なっていく。収益はEC以外に、マーケティングなども予定している。2000年末までに5万人の会員登録を目指す。
(2000/2/24)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]