■URL
http://www.jp.ibm.com/fair2000/douji/kodomo2000.html
沖縄と東京の小学校を常時接続回線で結び、教育分野における高速インターネットの活用法を探るプロジェクトが、WIDEプロジェクトの主催により実施される。同様のプロジェクトは文部省などにより過去にもいくつか実施されているが、今回のプロジェクトでは、動画通信が可能な高速環境を提供し、コミュニケーションツールとしての利用に着目したのが特徴だという。
プロジェクトの名称は「e-Friends」で、3月1日より1年間実施される。まず、沖縄県座間味村の座間味小学校など4校と、東京の小学校1校(未定)が参加する。バックボーンに郵政省の推進するギガビットネットワークを使用し、離島へのアクセス回線には無線システムも採用する。各校にビデオカメラを設置し、インターネットを通じて沖縄と東京で互いの学校の様子がリアルタイムで映し出されるようにするほか、現場の先生や生徒からアイディアを募集しながら、新しい活用法を研究・開発していく。同級生の少ない離島の子供たちが、東京にいる同学年の生徒とビデオチャットで交流できるようにしたり、朝礼を一緒に行なうなどの利用が考えられるという。
同プロジェクトには、日本アイ・ビー・エムが協賛するほか、KDD研究所、シスコシステムズが協力する。今後は、企業への参加を呼びかけ、参加校を拡大していく予定だ。
なお、3月1日には、千葉県の幕張メッセでオープニングイベントが開催される。
(2000/2/29)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]