America OnlineとTime Warnerは29日、両社の合併後もTime Warnerが持つCATV網をAOL以外のインターネット接続業者(ISP)に開放するという覚書を交わしたことを発表した。現在、合併後のAOLによる回線の独占に対する懸念が起こっているが、その払拭に努めたといえる。
覚書では、1)ユーザーがAOL Time WarnerのCATV網を利用したインターネットサービスを受ける場合に、任意のISPを選択できることを認める「顧客の選択の提供」、2)AOL Time WarnerのCATV網の利用契約を締結するISPの数を制限しない「ISPの多様性」、3)CATV網を利用しているISPが、直接顧客から利用料などを徴収することを認める「ISPと顧客の直接関係」、4)CATV網を利用しているISPがストリーム配信を行なうことを認める「ビデオストリーミング」、などを確認した。
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(2000/3/1)
[Reported by okada-d@impress.co.jp / Hiroyuki Et-OH]