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http://www.ibm.com/Press/prnews.nsf/jan/5EC9A1339D02550F8525689D00790C3B
米IBMは、大手通信会社やアプリケーション・サービス・プロバイダー(ASP)と提携し、同社のインターネット端末を使用した広帯域サービスの運用試験を開始すると発表した。
この試験では、IBMが提供する10インチの画面とキーボードを備えたインターネット端末と、ASP提供のコンテンツおよびホスティングサービス、通信会社の広帯域サービスを使用する。これらにより、パソコンの知識がほとんどない初心者にも、簡便なインターネット接続を提供するとしている。
IBMと提携するのは、大手通信会社の米SBC Communicationsと米Bell Atlantic、ASPの米Planet Computer、および米LaserLink.net。SBCとBell Atlanticは、それぞれの広帯域サービスにおいて、IBMのインターネット端末を使った運用試験を行なう。保険、金融、医療、中小企業、旅行、エンターテインメントなど、様々な業種への適用を想定して実施するという。
また、LaserLink.netとPlanet Computerは、特定顧客向けに運用試験を行なう。LaserLink.netは、大企業などを対象とし、接続サービスや顧客サービス、技術サポートなどを提供していく。ASPのPlanet Computerは、企業会員向けにインターネット接続を提供していく。
IBMは2月23日、米AT&Tと米Lycosと提携し、米証券会社Fidelity Investmentsの顧客向けに、広帯域接続サービスの運用試験を開始している。この試験は特定顧客向けの限定的なものだったが、今回は、より広範に試験を行なうことになる。
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(2000/3/10)
[Reported by Hiroyuki Et-OH]