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【特集】

インターネットで「転職」活動

 この不景気なご時世、「会社が倒産」「リストラでクビ」など、いつ自分の身にふりかかるかわからない。今回の特集では、転職活動に役立つサイトを集めてみた。不測の事態に備えて、今のうちから転職に役立つサイトをチェックしておこう。

 新卒の就職活動では、情報収集の手段として、また、実際に企業とコンタクトを取るためのツールとして、すでにインターネットは欠かせないツールとなっている。もちろん社会人向けの転職情報サービスも数多く存在しており、サービスによっては、転職を「天職」「展職」と表現するなど、前向きなイメージを打ち出している。

 実際に転職しないとしても「自己診断テスト」などは、転職市場での「自分の価値」を知るためにも役立つはずだ。

リクルート系の就職情報サイト
ポータルサイト系の就職情報
総合就職情報サイト
狙い目? 外資系
自己診断テストできるサイト
その他転職に役立つサイト

リクルート系の就職情報サイト


 就職情報誌といえばリクルートが定番だ。アルバイトから就職、転職、起業まで幅広く対応している。雑誌同様にサイトの方も充実しており、検索機能などはインターネット版ならではの機能だ。ここでは、数あるリクルート系の求人情報サイトからオススメのサイトを集めてみた。

「就職・転職情報の総合ページ」
http://www.recruit.co.jp/HR/
 リクルートの提供する各就職情報サイトへの入り口となるページ。技術系から肉体労働派まで、まずはここから探してみよう。

「Digital B-ing」
http://job.rnet.or.jp/DB/
 ソフトウェア、ハードウェア関連の技術系から、営業職、クリエイティブ系の求人情報まで掲載している。「Tech B-ing」や「B-ing関東版」といった関連誌から「エンジニア求人スペシャル 」などの特集記事を抜粋し掲載している。

「Sim Career」
http://job.rnet.or.jp/CM/cgi-bin/SC/PSN10210.cgi?FL=PSN10210.htm
 Sim Careerの最大の特徴は、名前や勤務先など自身を特定する情報を公開せずに、転職活動を進めることができる点。会員(登録無料)は、「レジュメ」に経歴やスキルなどを匿名で登録しておくと、その条件で検索した企業からのメッセージが自分専用のWebページに届くというしくみ。

「TECH B-ing」
http://job.rnet.or.jp/TECH/index.html
 技術者向け求人情報に特化した「TECH B-ing」のサイト。「IPネットワークスキルがIT技術者の明暗を分ける」といった特集記事もWeb上で読める。インターネット関連の技術者必見だ。

「週刊ビーイング立ち読みサイト」
http://www.recruit.co.jp/HR/BING/
 その名の通り求人情報誌「週刊ビーイング」の特集やレポート記事の一部をWeb上で読むことができる。求人情報については、Digital B-ingやTECH B-ingなどと共通のデータベースから検索できる。

「とらばーゆネット」
http://www.recruit.co.jp/HR/TR/
 女性向け求人情報満載の「とらばーゆ」のサイト。求人情報では、特に「派遣」関連が充実している。ほかには特集やインタビュー、占いなど読み物としても充実。現在20周年プレゼント実施中。

「ISIZE WORK」
http://www.isize.com/work/
 リクルートの総合生活情報サイト「ISIZE」の就職転職コーナー。ここでは、「フロム・エー」によるアルバイト情報、「アントレ」による起業情報なども見ることができる。

 

ポータルサイト系の就職情報


 各ポータルサイトとも、ビジネス情報からエンターテイメントまでさまざまな情報を提供しているが、当然その中には「就職・転職情報」も含まれている。いずれも他の求人情報関連企業との協力により情報を提供しているため、内容にはそれほど違いはないかもしれない。使い勝手や機能などで自分に合ったサイトを選んでみよう。

Yahoo!「就職・転職情報」
http://employment.yahoo.co.jp/career/
 Yahoo!JAPANの転職情報コーナー。求人情報検索はもちろん、「関連コンテンツ」、「関連カテゴリ」のコーナーも充実。就職・転職データとして「求人求職動向指数」も見ることができる。なお、求人情報はリクルートとエン・ジャパンが提供している。

インフォシーク「キャリアチャンネル」
http://www.infoseek.co.jp/1390?tid=1390&col=JT&svx=31&lk=noframes&sf=1
 アルバイト、就職、転職、人材バンクなどのスタイル別に分けて探せるようになっている。「チャンネルリンク集」のコーナーでは、「求人情報」、「女性と職業」、「障害者と職業」など15のカテゴリーが用意されている。またそのカテゴリー内だけでの検索も可能だ。情報提供はリクルート。

ライコス「キャリアセンター」
http://www.lycos.co.jp/career/
 ライコスの「キャリアセンター」コーナーでは、学生向けと、社会人向けの就職情報にわけて情報を提供している。職種/業種インデックスなどは一覧で表示されておりわかりやすい。情報提供はエン・ジャパンなど。

エキサイト「就職・求人」
http://www.excite.co.jp/business/being_employed_recruiting_information
 エキサイトはディレクトリサービスの一つとして「就職・求人」情報を提供している。各企業ホームページへのリンクには、簡単なコメントが添えられており、ある程度事業内容などがわかるようになっている。

MSN「就職転職」
http://career.jp.msn.com/home.htm
 MSNの就職転職コーナーでは、リクルートの「ISIZE WORK」のほか、技術者向け転職情報「日経BP Network Profession」、 IT関連専門の転職情報サイト「JOBMAIL」などから情報提供を受けており、幅広く探すことができる。

goo「ホットチャネル8[仕事]」
http://channel.goo.ne.jp/ch8/DB/index.html
 gooでは「ホットチャネル8[仕事]」で就職/転職情報を調べることができる。見た目はさっぱりしているが、関連ページへのリンクは充実している。なお、情報提供はリクルート。

 

総合就職情報サイト


 ここでは、就職/転職情報専門のサイトを集めてみた。やはりインターネット上のサービスということもあり、IT関連の求職情報を扱っているサイトが多い。メールサービスや自分専用のページが持てるサービスなど、各社独自のサービスを提供している。

「[en]社会人の就職情報」
http://www.en-japan.com/employment/
http://www.en-japan.com/consultant/
 IT業界、外資系企業を中心とした総合就職情報サイト。インデックスから希望職種を選べるほか、キーワードで検索することもできる。登録しておくと希望の仕事が入り次第メールで知らせてくれる「JobMail」サービスも便利だ。また、最近は、実際に利用したユーザーによる、転職コンサルタント会社の「評価」を見られるという「[en]転職コンサルタント」も開始した。

「ASCII Job Serve」
http://ascii.jobmail.co.jp/
 SEやプログラマーなどITエンジニア向けの適職紹介サービス。エントリーシートで職務経歴などを登録すると、1週間程で条件にあった企業を紹介してくれる「適職紹介サービス」と1,500社の登録データから自分で検索できる2通りのサービスがある。ほかにはコンサルティング、アウトソーシングなど業界別の転職ノウハウも充実。

「登竜門」
http://toryumon.or.jp/
 ベンチャー企業や成長企業専門の就職情報サイト。新卒向け情報のほか、転職希望者向けの「天職への道」などが用意されている。ほかには、掲示板があり就職活動中の情報を共有できるようになっている。

「CareerSpace BJ」
http://www.mycom.co.jp/BJ/
 毎週木曜日に更新している、毎日コミュニケーションズの就職情報サイト。最新の求人情報のほか、同社主催の「適職転職フェスティバル」の紹介などを掲載している。週刊のメールサービス「転職Express」も無料で購読できる。

「ASAHI JOB NETWORK」
http://www.asahi.com/job/job.html
 朝日新聞の東京本社版・北海道支社版朝刊に掲載されている求人情報が見られるページ。最終的には企業のページにアクセスするようになっている。首都圏の技術者向け情報の「アサヒ・テクニカル・アイ」、関西地区の技術者向け情報「朝日テクノプラザ」もある。

「ワーク・ドット・ジェイピー」
http://www.work.ne.jp/
 IT関連から金融、メーカーまで幅広い業種の求人情報を掲載している。インターネットビジネス関連専門の転職支援コーナー「E-People」があるほか、無料の年収査定コーナーもある。

「ecareer」
http://www.ecareer.ne.jp/
 ソフトバンクグループによる求人情報サイト。求人情報の検索機能のほか、読み物系が充実している。NASDAQジャパンやビットバレーなど旬な話題を取り上げた特集や、企業トップからのメッセージなど読み応えがある。

「Nikkei BP JobNet」
http://jobnet.nikkeibp.co.jp/
 日経BP社による就職情報サイト。主にエンジニアとスペシャリスト向けの求人情報を提供している。登録(無料)すると、「個人用ホームページ」と「メール配信サービス」を利用することができる。

「文化放送ブレーン人材センター」
http://www.b-brain.co.jp/
 新卒向けの就職情報で知られる文化放送ブレーンのサイト。転職希望者には、「人材センター」ページを用意している。「How to 転職」、「コンサルタントアドバイス」などの情報が役立ちそう。

イムカ株式会社
http://www.imca.co.jp/
 人材紹介のイムカのサイト。求人情報と転職のトピックスを伝えるメールマガジンを出している。また、「サクセス転職ノウハウ」コーナーでは、面接前のチェックや退職の手引きなどの役立ち情報を掲載している。同社を利用して転職に成功した人から毎月2名に抽選でハワイ旅行をプレゼントしている。

ミュートスプラザ
http://www.mypla.com/sindan/index.html
 都内9カ所で求人情報を提供しているミュートスプラザのサイト。各施設では、パソコンを設置しており、その場で求人情報を検索できるようになっているが、サイト上でもある程度検索することができる。「基本給と固定給の違い」などを解説した基本情報用語集も便利だ。

「職WEB」
http://www2.117.ne.jp/~kame/
 全国の地域別の人材紹介サイトへのリンクや転職マニュアルなどを掲載。「就職Q&A」では、「信用できる人材紹介会社の見分け方は?」、「同時に複数の人材紹介会社に登録できますか?」などの疑問に答えている。

 

狙い目?外資系


 実力を試してみたいなら外資系もアリだ。サイト数は少ないが、いずれも外資系企業への就職のコツなどを紹介している。英文レジュメのサンプル提供など便利なサービスもある。

「アルファ・サーチ」
http://www.alpha-c.co.jp/search/index.shtml
 IT関連、経理、物流といった職種別のほか、「新規上陸外資系企業」「外資系ベンチャー企業」といった分類で求人情報を提供している。職務経歴書や英文レジュメのサンプルが役立ちそうだ。

「Career Quest」
http://www.venture-web.or.jp/axiom/
 コンサルティング会社アクシウムによるサイト。外資系企業に強い。アップルやインテルなどの著名企業が求人情報を掲載しており、応募要件を満たしていれば、すぐに企業から直接応答があるという。

「J-POSTING」
http://www.jposting.co.jp/
 ここでは、各外資系企業の求人採用ページへのリンクがあり、そのページから直接応募、登録できるようになっている。また、登録すると求人情報が適宜届くようになっている。

 

自己診断テストできるサイト


 いったい自分はどんな仕事が向いてるのか? 結構自分ではわからないもの。そんな時に役立つのが「自己診断テスト」だ。ここでは、Web上で簡単に無料で受けられるものから有料のサービスまでを集めてみた。

「JOB JUNGLE」
http://www.jobjungle.co.jp/
 求人情報や転職のマニュアルのほか、「活躍組織診断テスト『コロンブス』」という自分に向いた職種や組織タイプを自己診断できるテストを公開している。テストは無料だがメンバー登録が必要。

「自己発見 適性診断テスト」
http://job.rnet.or.jp/RN/TEKISEI/tekisei2.html
 リクルートによる適性診断テスト。無料で利用できる。135項目の質問に答えると、「企画系能力」「応用展開系能力」など自分の能力傾向についてグラフで表示される。ほかに、有料(3,600円)でより詳細な診断を受けられる「R-CAP」も紹介している。

「求人インターネットリクエスト」
http://www.kent.co.jp/
 ここの「適正診断テスト」では、40の設問に答えると自分の傾向性を出してくれる。求人情報も掲載されているが栃木県内が中心。「生まれ年早見表」は、履歴書作成に役立ちそう。

「バーチャルジョブマッチング」
http://vjm.ablic.co.jp/
 自分の「転職市場価値」を確認できるというリクルートエイブリックのサービス。レジュメを登録すると、適職検索のほか「給与相場シミュレーション」や「キャリアアドバイス」を利用することができる。実際のキャリアアドバイザーのノウハウを数値化してシステムを構築しているとのこと。

 

その他転職に役立つサイト


 転職を考えてみたものの何から始めていいかわからない――そんな場合は先人の「体験記」を読むのが一番だ。また、また転職には、税金や保険など手続きを踏まなければならないものもある。ここでは、基礎知識として役立つ情報を掲載しているサイトを集めてみた。

「転職徒然草」
http://www.ablic.co.jp/column/default.html
 リクルートエイブリックによるサイト。日替わりで転職にまつわるコラムを紹介している。「転職ノウハウ編」、「悲喜こもごも編」など読み応えたっぷりのコラムが多数用意されている。

「ひげひげ庵退職マニュアル」
http://www.geocities.co.jp/AnimalPark/9733/
 実体験をもとに、会社の辞め方やハローワークの利用のコツなどをまとめた「ひげひげ退職マニュアル」が必見。「プーでも払う税金と保険」など、仮に再就職先が見つからなかった場合にも役立ちそうだ。

「それいけ転職! 明日をつかめ!」
http://www4.big.or.jp/~chizu/tensyoku/
 単行本にもなった「会社潰れてしもたがな!」の続編として書かれた転職の顛末記。自分をアピールする履歴書の書き方や求人広告誌の裏事情などが、実体験に基づき面白く書かれている。

「QJ転職マニュアル」
http://www.qj.k-kosaido.co.jp/DOC/q_manual.html
 求人情報誌「QJ」を発行する廣済堂によるページ。退職のマナーや、各種保険・給付について、履歴書の書き方などを掲載している。

「四季報就職WEB」
http://www.toyokeizai.co.jp/shushoku/index.html
 “就職活動のバイブル”「会社四季報」や「就職四季報」などで知られる東洋経済新報社のサイト。企業研究のデータベースとして非常に充実しているほか、「世界を舞台に活躍するには」などの特集記事も掲載。

「ハローワーク」
http://www.hellowork.go.jp/
 おなじみの職業安定所「ハローワーク」のサイト。ハローワークでの求職の申込方法から採用までを、申込書の記入例付きで紹介している。また、ページから求人情報を検索できる。現在63,798件の情報を提供中。

(2000/3/13)

[Reported by okiyama@impress.co.jp / Watchers]


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