■URL
http://www.yu-cho.mpt.go.jp/service/ihs/ihs.htm
郵政省は13日、オンラインショッピングの代金支払いに郵便貯金口座からのデビット決済を可能にする「郵貯インターネットホームサービス」の実証実験を開始した。2万人のモニターが参加し、利便性などの検証が行なわれる。
開始時点で、NTTデータの「まちこ」、大日本印刷の「Media Galaxy」、ビックカメラ、全日空など8社のバーチャルモールやオンラインショップが対応する。参加モニターは、これらのオンラインショップで買い物をした際、郵貯の口座から代金を直接引き落とすことができるようになるほか、郵貯のWebサイト上では口座振替、慶弔金などを相手の自宅に届ける居宅送金、残高照会が行なえる「ゆうちょサービス」も提供される。
今回の実験では、「現時点において採り得る最も高度な暗号技術と本人認証の方法を採用」(八代英太郵政大臣)したとしており、デビット決済ではSET方式、ゆうちょサービスでは128bitのSSLを採用。いずれも電子認証およびパスワードによる本人確認が行なわれる。さらにゆうちょサービスでは、電子認証データをハードディスクに保存する方法のほか、ICカードを利用する方法も使われる。
同日朝、郵政省で開かれたオープニングセレモニーには八代郵政大臣も出席し、お孫さんに購入したハローキティのぬいぐるみを郵貯のデビット決済で支払うというデモンストレーションも披露された。郵政省では、7月にも第2回分の参加モニター2万人を募集する予定だ。
(2000/3/13)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]