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http://www.daieiomc.co.jp/company/news15.htm
クレジットカード会社のダイエーオーエムシーは15日、インターネット事業に本格参入することを明らかにした。低料金のインターネット接続サービスを開始するほか、独自の電子決済システムも提供し、ネット市場での利用拡大を図る。
接続サービスの名称は「eコレ!ねっと」で、4月20日にスタートする。既存のOMCカード会員または新たに発行する「e-colle.comカード」の会員が対象となる。料金は月額1,500円の完全定額制。KDDの業務支援により全国281カ所のアクセスポイントを用意し、「全国をカバーするプロバイダーとしてはどこよりも安い接続料金」にした。カードの利用額に応じた接続料金の割引も行なわれる。
さらに6月には、ネット接続とパソコン配布、サポートサービスをセットにしたフリーPCサービスも開始する予定だ。料金は36カ月契約で月額3,500円と、こちらも先行他社より低価格に設定したという。
ダイエーオーエムシーではまた、オンラインショッピングの安全面をサポートするサービスも展開する。まず、OMCカードやe-colle.comカードなどによるクレジット決済が可能な独自の電子決済システム「eコレ!チェック」を構築する。ネット上でカード番号を入力しなくてもいいように、ショッピングIDとパスワードだけで決済できるようにした。当初はダイエー、ローソンなどの系列企業やOMC加盟店の通販サイトで対応する。
また、三井海上火災保険との提携により、オンラインショッピングにおける保険サービスも開始する。eコレ!チェックのショッピングID取得者が対象で、不正使用や通販サイトの倒産による商品不着といった損害を30万円まで補償する。e-colle.comカードではこのサービスが標準で提供されるが、ダイエーオーエムシーによると、ネット保険機能の付いたクレジットカードは世界ではじめてだという。
(2000/3/15)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]