■URL
http://www.microsoft.com/presspass/press/2000/Mar00/RealNetworksPR.asp
米Microsoftは14日、RealNetworksに対しデジタル著作権管機能を備えた音楽フォーマット「Windows Media Format」をライセンス供与したと発表した。RealNetworksは同技術を将来版の製品に組み込む予定だ。
Microsoftはこれまでに、「Winamp」のAOL、「Sonique」のLycosのほか、MusicMatch、Sonic Foundry、Yahoo!など70社以上にWindows Mediaをライセンス供与しているが、RealNetworksもこれに加わることになる。逆に、RealNetworksから見ると、MP3、LiquidAudio、a2bなど、従来からサポートしているフォーマットに新たにWindows Mediaが加わったという形になる。
音楽再生ソフトの定番とも言えるRealNetworksの製品が、Windows Mediaをサポートするということは、フォーマット(配信システムなどを含む)を普及させるという意味でMicrosoftにとって有利になる。一方で、RealNetworksの製品(RealPlayer、RealJukeboxなど)は、ほとんどの音楽フォーマットをサポートすることになり、クライアントソフトとしては強力なものになる。
なお、Microsoftの発表内容では、同社のクライアントソフト「Windows Media Player」でのRealフォーマットへの対応には触れられていない。
(2000/3/15)
[Reported by okiyama@impress.co.jp / etoh@nakajima-gumi.net]