手数料率=定率+(加算額÷約定代金X100) |
完全自由化後の実態を把握するために、対面取引、通信取引(電話やFAXを使ったものでインターネットは除く)、オンライン取引(インターネット経由)に分けて手数料の設定方式や手数料率・額の調査を実施。対面と通信の調査対象証券会社288社のうち、回答があったのは204社(対面201社、通信27社)。オンライン取引の調査対象証券会社48社については、ホームページから情報収集(一部電話確認)した。
手数料率の平均で見ると、対面取引の手数料は自由化前の約9割の水準(自由化前に比べ約1割低下)になっている。通信取引では、自由化前の水準に比べ7割の水準(同約3割低下)。また、オンライン取引(比較可能な45社)では自由化前の水準に比べ4割に満たない水準(同6割強の低下)になっており、なかでも、成行注文に適用されている手数料をみると10分の1以下の水準になっている。
3つの取引を約定代金ごとの手数料の平均で比較すると、対面取引、通信取引、オンライン取引の順で低くなっており、通信取引は対面取引の約8割(約2割低下)、オンライン取引は対面取引の4割強(5割強低下)の水準。
(2000/3/16)
[Reported by betsui@impress.co.jp]