金融やITに関する独立系コンサルティングビジネスを展開するグローバル・ブレイン・グループは、株式公開支援業務に特化したコンサルティング会社グローバル・ブレイン・インベストメントを創設、21日からはWebサイトも開設して本格的な業務展開をスタートさせた。
同社の中心的な業務は、株式公開を目指す企業に対し中立・客観的な立場で株式公開に向けたコンサルティングを行なうこと。COO(最高営業責任者)には、日本証券業協会の店頭登録審査部に2月まで在籍していた安田功夫氏が就任。具体的な業務としては、事業プランの策定指導や企業診断などを行なう事業プラン支援事業、資本政策の立案・指導や第3者割り当て増資のプランニングなどを行なう資本政策支援事業、公開スケジュールの策定やIR(投資家向け広報)活動のサポート、証券会社等の紹介などを行なう公開準備支援事業の3つに大別される。
一方、Webサイトでは株式公開に関する情報や指針を提供し、IPOポータルサイトを目指しているという。店頭市場、東証マザーズ、ナスダック・ジャパンの3つの市場の公開基準や審査などを、市場関係者や現場の声も交えて比較・解説したり、公開を考えている企業にとってどの市場に公開・上場したほうが適切かチェックできるコーナーもある。ほか、法務や税務、各市場動向の最新情報なども提供される。
また、月2回程度の頻度でコンサルティングを希望する企業のために無料セミナーも開催し、申し込みはWebサイトを通じて行なえる。
将来的に同社では、株式公開に特化した証券会社の創出に向けての基盤整備や株式公開支援業者間のネットワークの構築を図っていくとともに、未公開株式の発行・流通マーケットの仕組み作りを行なっていくかまえ。
(2000/3/21)
[Reported by betsui@impress.co.jp]