米America Online子会社、米Netscape Communications社は、新型ブラウザーエンジン「Netscape Gecko」を採用したWWWブラウザーの新版「Netscape 6」のベータ版を、25日以内に公開すると発表した。また、その新機能の概要を明らかにした。
Netscape 6は、軽量で高速なブラウザーで、既存のWeb技術と標準仕様に対応するほか、XMLをベースとするユーザーインターフェイス言語「XUL」に対応する。これにより、プラットフォームによらず、ユーザーインターフェイスを容易にカスタマイズできるという。また、スマートブラウジング機能やインスタントメッセージング機能「Same-Time Messaging」を搭載する。
Netscapeはあわせて、GeckoがIBM、Intel、Liberate、NetObjects、Nokia、Red Hat、Sun Microsystemsらに採用されたことを明らかにした。これらの企業は、Geckoを用いて、パソコンからセット・トップ・ボックス、インターネット専用端末などのさまざまなインターネット機器に対応するブラウザーを開発する予定。
(2000/3/21)
[Reported by etoh@nakajima-gumi.net]