株式会社東芝と米Intel社は、携帯音楽プレーヤー向けの著作権保護技術において協力すると発表した。今後、両社はそれぞれの持つ著作権保護技術を相互利用させていく。
東芝では、従来からIBM、Intel、松下電器らとともにSDメモリーカード用の著作権保護機能「Content Protection for Recordable Media(CPRM)」を開発していた。一方のIntelは、データ改変防止技術「Intel Software Integrity System」を開発し特許を取得している。今回の協力体制により、これらの技術の相互利用が可能になり、Intel Software Integrity Systemで配信された音楽を東芝の携帯音楽プレーヤーで再生できるようになる。
東芝では、携帯音楽プレーヤーやポータブルDVDプレーヤーなどのデジタルAV機器の開発を積極的に進めており、2000年4月には専門の部署「モバイルAVネットワーク事業部」を設置する予定だ。3月には、IBMの音楽配信技術「EMMS(Electronic Media Management System)」への対応を発表するなど、各配信システムに対応することで、SDメモリーカードを利用した携帯音楽プレーヤーの普及をねらう。
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(2000/3/22)
[Reported by okiyama@impress.co.jp]