INTERNET Watch Title Click

【業界動向】

カプコン、着メロ販売端末をネットワーク化
パソコン宛の配信も可能に

■URL
http://www.capcom.co.jp/newproducts/arcade/chaku/index.html

 カプコンは23日、着信メロディー販売端末「着メロコレクション」をネットワーク化する計画を発表した。

 着メロコレクションは、着信メロディーのデータを1曲200円で携帯電話に入力できるキオスク型の端末で、現在、全国の携帯電話ショップや家電店などに3,000台が設置されている。カプコンでは、従来スタンドアローンだった同端末にPHSモジュールを追加することでネットワーク化。データの配信や管理がオンラインで行なえるようにする。また、店頭の端末で購入した着メロデータをその場で携帯電話に入力するだけでなく、知人の携帯電話やパソコンにインターネット経由で送信できるようにするなど、ユーザーにも新しいサービスが提供される。

 PHSモジュールを京セラが開発、通信インフラとしてDDIポケットのPHSネットワークを利用する。有線に比べ工事が簡単で、すぐにネットワーク接続できるため、PHSによる無線ネットワークを採用したという。このほか、DDIがバックボーンインフラで、京セラコミュニケーションシステムがデータセンターで協力する。

 カプコンではさらに、CCDカメラやメディアスロット、プリンターなどを搭載可能な次世代情報端末「タウンサーバーAZ-NAVI」を7月以降に投入する計画だ。キャラクターデータやゲーム、音楽、写真シールなどのコンテンツも提供していくとしている。AZ-NAVIは、店頭への設置だけでなく、家庭用の小型端末も開発し、年内にもテスト稼働させる予定。複雑な操作を必要としない端末を提供することで、高齢者などの利用を狙う。

(2000/3/23)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]


INTERNET Watchホームページ

ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp