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http://www.garage.co.jp/pr/PRTemplate?language=Japanese&id=JP2000-03-27
株式会社デジタルガレージと株式会社ジェーシービー(JCB)は27日、共同でネット上のCtoC(個人間)売買の物流・決済プラットフォームサービスを発表した。各社が提供しているオークションサイトなどに組みこんでいく計画で、すでにいくつかの有力サイトで検討中という。
これは、個人間の契約を仲介する、エスクローサービスと呼ばれるものの一種。オークションに出品するときに出品者はクレジットカード番号を登録し、個人認証とする。一方、買い手も交渉成立後にクレジットカード番号を入力。あとはJCBが通常のカード決済と同様に買い手から代金を請求し、売り手に入金する。また、宅配便業者と提携し、交渉が成立すると売り手と買い手の買い手の情報をカード会社が宅配便業者に送り、自動的に集荷・配送できるようにする。なお、宅配便業者としてはヤマト運輸を予定している。
インターネットオークションの人気上昇にともない、受け渡しや支払いに関する詐欺・トラブルが続発している。多くのオークションサイトでは「物流や決済は自己責任で」というルールをとっているが、一方で米国のサービスではエスクローサービスや個人間支払いサービスと提携するなどの対策をとりつつある。デジタルガレージは、「日本で安心感のある取引環境を利用者に提供するために、今回のオークションプラットフォームサービスが今後急速に拡大する可能性をもっている」と語っている。
なお、両社はこのビジネスモデル特許を特許庁に共同出願した。JCB以外のカード会社にもライセンスしていく予定。
(2000/3/27)
[Reported by masaka@impress.co.jp]