■URL
http://www.cyber-mm.com/
http://www.i-face.co.jp/
PIM-faceのクライアントソフト。実際には、 「椎名林檎の新譜発売」などの広告が該当日の スケジュールらんに配信・表示される |
アイフェイスの開発した電子手帳ツール「PIM-face」が配信先となる。PIM-faceでは、Webアプリケーションに加えて、オフラインで利用できるパソコン用のクライアントソフトを用意している点が特徴。スケジュールの入力や確認はクライアントソフトだけでも行なえるが、インターネット上のサーバーに接続してデータを同期させることで、Webアプリケーション上でも情報を共有できる。これにより、iモードやPDA、ゲーム機などからもスケジュールの管理が可能になる。アクセス用に3種類のパスワードが用意されるため、会社の同僚向け、友人向けなどに分けて、公開する情報を限定することも可能だ。
PIM-faceに配信される広告は、全角19文字以内のテキストとリンク先URL情報。日時に合わせてスケジューラー上にタイムリーに配信・表示されるため、ユーザー側の利便性も向上し、広告の効果も高まるとしている。配信ジャンルの絞り込みは、ユーザー登録時に記入する属性に基づいて行なうほか、広告のクリック状況のデータを吸い上げることで、登録後もユーザーの嗜好に合わせてジャンルを変更することが可能だ。さらに今後は、スケジューラーに記入された情報をキーワードとして広告を絞り込む機能も提供する予定。例えば、渋谷へ行く予定の多い人には渋谷地区の広告を、映画を見る予定の多い人には映画関連の広告を配信するといったことが可能になる。料金は配信先1人につき、基本料金20円(絞り込み属性1つ含む)で、絞り込みの属性を1つ増やすごとに25円が加算される。
PIM-faceの配布開始は4月上旬以降。主にコミュニティサイトなどのブランドで行ない、それぞれデザインをカスタマイズした形での配布となる。すでに、アイフェイスの株主でもあるスクウエアがゲーム情報の提供などで採用することが発表されているほか、ある信販会社でもカード会員向けに配布することがほぼ決定しているという。また、オンラインでの配布だけでなく、CD-ROMへ収録した形での配布も行なわれ、ファンクラブ向けにあるアーティストのCDにバンドルされることが決まっているという。
CMMは、光通信の子会社であるジェイサイド・ドット・コムの100%出資会社として昨年11月に設立された。インターネット専門の広告代理店で、光通信グループのインターネットメディアの広告を扱っている。
(2000/3/29)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]